37 2014.10月号エコヨムより

2017年06月29日

この時期は、農繁期で農家の方は、みな大忙しです。

かくいう我が家もご多分にもれず、稲刈りに追われています。

昨年、田んぼの13は太陽光発電設備に変更したので、以前よりはずいぶん楽に

なりました。

とはいえ、父も今年で83歳、母も76歳とかなりの高齢ですから、僕と3人での作業は

あまり捗りません。

けれども、両親にとっては僕が手伝うだけで精が出るようで、楽しげに百姓をして

いました。

以前、農業が忙しくてどこにも行けない両親が不憫で(不憫という表現は、おかしい

かもしれませんが、高齢者になった父母を見てストレートにそう感じたのです)、

僕が田んぼを太陽光発電設備にしようと提案したとき、「お父さんの楽しみを奪っちゃいけん」と母が反対しました。

当然、父も祖父の代から丹精込めて作った肥沃な土地を、ただの発電所にするのは嫌がりました。

が、何年か先に両親が亡くなった後、僕が今の仕事をしながら、これだけの田んぼを

一人では作れないだろうという理由で、田んぼの13は太陽光発電設備にするという

ことで、折り合いがついたのでした。

実際、今年も手伝いながら思いました。「やっぱり、田んぼの23を太陽光発電に当てたかった…」と。

農業って、しんどい割に全然儲からない仕事です。まさにキング・オブ・ワーク!

けれども、お金に代えられない価値がそこにあるんですよね。

一所懸命育てた作物が、人に「おいしい」って言ってもらえる喜び。

無心で土をいじり、くたくたになるまで働くことの達成感。

そして、陽の光を浴びて農業をすることで得られる(*)健康と長寿。

 

(*)農業と健康は、とても密接な関係にあると僕は思うのです。

紫外線も、しみ、そばかす、皮膚ガンの原因として、とくに女性に嫌われていますが、紫外線は浴びることで病気を予防したり、

また治癒を促進、細胞を活性化させると いった学説もあるのです。

 

なので、ホントのところは、ぜーんぶ太陽光発電設備にしたかったけど、農業のおかげで両親も呆けることなく元気で働いてるし、

僕がたまに手伝うと喜んでくれるし、 僕自身も喜んでくれると嬉しいし、夕方には一緒に美味いビールが飲めるし、

まさに プライスレス!!

ということで、農業バンザーイ!!!

                                                        代表取締役社長  岡本 英之 (2014.10月号エコヨムより)