社長のひとりごと028

社長のひとりごとVol.28「ぼくの幸せの持論」

しあわせってなんでしょう?
それは、ひとそれぞれ。人の数だけあるでしょう。
では、不幸せとはなんでしょう?
それはきっと、周りにばかり気を取られて、自分を見失うことではないでしょうか?
今日は、そのことについて書こうと思います。
飲みの席で、隣のテーブルに座っていたサラリーマン風の四人組の会話が聞こえて
きました。
「あいつのフェイスブック見た?」「ああ、また海外に遊びに行っとったね」
「よう、あんなに金があるのう」「車も見た?あれ、軽く一千万はするで」
「嫁もぶち美人じゃろ?あいつ、チンチクリンのくせに」「ホンマよー。
けど、あいつの家、㈱****じゃろ?親父の仕事次いで社長になったらしいで」
「マジか?一生遊んで暮らせるじゃん。ええのう」
聞いててひどく嫌な気分になりました。
見ると、みな良いスーツを着て薬指にはリング。携帯電話の待受けは子供。
ちょっと肥満気味でしたが、いたって健康そのもの。
すべて揃っているハズ。本来なら、「毎日幸せだ」ってのろけてもいいくらい。
けれども、出てくる言葉は、妬みや嫉みや僻みばかり。
なぜ、自分自身を見つめずに、他人と自分を比べるのでしょう?
僕に言わせれば、他人がああしたの、こうしたのなんてのは、どうでもいいこと。
イヤな奴なら付き合わなきゃいいし、フェイスブックも見なきゃいい。
なのに、他人のことをあれやこれや、とやかく言ったり羨んだり、全くもって
ばかばかしいし、その時間ももったいない。
自分の人生は、自分だけのもの。
他人に褒められたり、認められたいと求めること自体、虚しいこと。
自分が精一杯やって、結果、自分が納得できればそれで良し。
納得できなければ、またやり直す。それだけのこと。
他人に憧れても、羨んでもけっして幸せにはなれない。
だから、他人と比べたりせずに、自分自身を精一杯生きる。
それが、ぼくのしあわせの持論です。
                      
                       代表取締役社長  岡本 英之(2013.10月号エコヨムより)