社長のひとりごと020

社長のひとりごとVol.21「それでいいのだ」

何をやってもうまくいかない。
やることなすこと全て裏目に出る。
そんな時ってないですか?
たとえば、急いでいる時に渋滞にハマッて、裏道から抜けようとしたら、その先で事故があり、さらなる渋滞にハマッたり、レジが混んでいる時にお客さんが少ないほうに並んだら、係りの人が研修中で、もっと時間が掛かったり・・・。
最近の僕は、仕事においてもプライベートにおいても、常にこの調子。
もはや「参った」と言うしかない、まさにお手上げ状態です。
何をやってもうまくいかない。全てが裏目に出る。
ならば、いっそジタバタせずに流れに任せてみるか?なるようになるさ、ケセラセラ・・・と思ったりもします。
が、それでもやはりアレコレと考え、足掻いてしまいます。
で、結局「またかー」と凹んじゃいます。
けれども、「それでいいのだ」。
バカボンじゃないけれど、いろいろやって後悔しても「それでいいのだ」。
良かれと思うことをやって後悔するほうが、何もやらないで何も学ばないよりは、
はるかにいいのだ、と思えるようになってきました。
たとえば、以前は買い物の時「迷ったら買うな」と思っていましたが、今は逆です。
「迷ったら買え」です。
だって、買わなきゃ「買ってよかった」のか「買わなきゃ良かった」のか判らないじゃないですか。
お金を出してその経験を買って、今後に活かす。それが成長。
お金は遣ったら無くなっちゃうけど、経験は一生残ります。
人生における財産とは、お金じゃなくて経験だと僕は思っています。
だから、あれこれやって後悔しても「これでいいのだ!!」
                   
代表取締役社長  岡本 英之(2012.8月号エコヨムより)