ひとりごと

社長のひとりごとVol.7

「このまま生きていても、仕方ない」
「生きる意味がわからない」
いま、若者の精神疾患や自殺の増加が社会問題になっています。
原因は何なのでしょう?
就職氷河期?
混迷する政治経済?
将来の見えない不安?
この世に生を受けた者、必ずみな死にます。
どんなに立派な肩書を持っていても、豪華なお屋敷を建てても、使いきれないほどの財を貯め込んでも、あの世には持っていけません。
どうせ死んで何もなくなってしまうなら、ぜーんぶ無駄。
人生は虚無で無意味、ということになります。
でも、そうじゃありませんよね?
メダルを獲れなかったからといって、その努力は無駄じゃありません。
本懐を遂げられなかったからといって、その過程に無駄なことはありません。
大事なのは、日々懸命に生きること、持てる全てを出し切ってやることです。
その努力は、必ず自分の糧となり、自信となり、何より素晴らしい「思い出」となって永遠に記憶されます。
その努力、過程こそが、人生における最高の財産、「生きる意義」になると思うのです。
社会や政治、経済なんかまったく関係ありません。
と偉そうなことを言ってますが、僕も心の弱い人間の一人です。
だからこそ、日々「いま、必死で生きてるか?今日死んでも悔いはないか?」
と自分に問いかけ続けています。
いつか強くて優しい人間になれますように…。
                   
                     代表取締役社長  岡本 英之(2011.5月号エコヨムより)